住宅・不動産の購入において役立つ情報をご紹介します。
オークションで土地を安く買うための知識 (2005.01.14)
最近、オークションによる不動産市場が活発になってきています。特に、財務局が行なう公売や、裁判所が行なう競売は、我々のような業者ではない個人で参加・落札されるケースが増えています。これは、価格に割安感が出てる事が大きな要因で、この傾向は今後も続きそうです。これまで競売は、素人が手を出すような世界ではないと言われていたんですけどね。
現在土地のオークションの手続きは、期間入札という方法を採用しています。買いたい人は、お役所が決めた一定の期間内に、購入金額を書いた入札書を封筒に入れて役所に郵送するか、持参して入札し、開札時に一番高い金額を書いた人を買い受け人と決めるのです。(テレビなどでよく見かける、値段をどんどん吊り上げれる形式ではなくて、一発勝負なのです!)
誰でも自由に参加出来て(条件はありますが)、ドコの誰が入札するのか分かりませんから、公共工事のように事前の談合や、他の入札者を阻止することが出来ません。この期間入札という方式をとることになったことが、サラリーマンなど一般市民の方の、入札への参加が増えた要因のようです。ちなみに東京都の主税局・港湾局は、ヤフーオークションにも出品しています。
『購入後のよくあるトラブル』
ところで、オークションで不動産を買ったはいいけれど、占有者が平然と住み続けているために利用できなければ、買った意味がありませんよね。この時は、執行するための簡易な手続きである引き渡し命令という制度を利用しています。例えば、オークションが始まる前から賃借している人が、買い受けた人に、法律的には自分の賃借の権利を主張できない場合でも、『ひとまず訴訟を起こして下さい。』という事になっていました。なんの権利も持たない賃借人を、買い受け人より擁護するような(捉え方によっては)対応は、不親切極まりない物でした。
そこで、民事執行法の画期的な改正があり、買い受け人が引き継がなければならない賃借権などの権利を持っている人以外は、すべて簡易な引き渡し命令という手続きで処理できることになりました。また、銀行融資の扱いも簡略化され、オークション不動産を担保として融資してくれる場合、今迄のように買い受け人として一旦つなぎ融資を受けずとも、銀行が一番順位で担保設定ができるように、嘱託登記の書類を役所から預かれるという保証のもとに、融資を受けることが可能になり、オークション不動産が買いやすくなってきました。





