暖かい家にしたいのですが、断熱方法は何ですか?
私共でも以前は「外断熱工法」が多かったのですが、最近では大半以上のお客様が「内断熱工法」にシフトされております。 なぜなら、徐々に外断熱のリスクが認知され始めているからなのです。
(逆の流れでハウスメーカーさんは、少し遅いですね!)

確かに外断熱のメリットは、家全体を外から包み込むように、均一に断熱出来る事です。断熱方法だけ見れば素晴らしいのですが、その事により、見えざる「デメリット」が発生してしまうのです。
それは地震や、家の耐久性にも影響を及ぼす重要な内容です。
具体的に説明すると、外断熱工法は、断熱材の外側に、重い外壁を施工する工法です。
その為に、構造体と外壁が、密着せずに離れてしまい、浮いた様な状態となるのです。
つまり、構造体の外側に、加重が受けられない「はんぺん」の様なボード系断熱材が貼られ、そのまた外側に重い外壁材を長い釘・金物を用いて、打ち付けて留める工法が外断熱工法です。

仮に断熱材の厚さが50mmと仮定し、そこから通気層の隙間18mmと外壁の厚さ16mmで、合計すると、50mm + 18mm + 16mm = 84mm もの距離が、構造と壁の間で離れて浮いている訳です。
みなさんも、小学生のときに「てこの原理」を習った事と思います。壁を支える釘の根元が「支点」で、外壁の先端が「力点」になる訳です。結果的に支点から力点までの距離が長いほど「てこの原理が作用」し、壁が垂れる力が増す訳です。
という事は断熱材が厚くなり、保温性能が高い家になるほど、構造体から外壁までの距離が離れてしまい、地震などの際に、壁が破損したり、垂れ下がったりするリスクが高くなるのです。もちろん外壁が厚くて重ければ、さらにその分の力が増加します。
これは物理の法則なので、例外はありえません。ですから、外断熱工法は「重力」という、自然の法則に逆らった工法とも言えるのです。
もちろんメーカーは大丈夫だと言うでしょう!でも、自然災害(地震)がくれば、人間が想定した計算値以上の負荷が掛かる事も有るのです。
ですので、弊社で外断熱を施工する際には、上記のリスクを最小限に軽減する為、下記の方法を取って施工を行っています。
まず、断熱材の厚さを極力抑える為に、アルミのシートを断熱材に貼り合わせ、断熱性能を向上させます。そして断熱性能を維持しながら外壁が構造から離れる距離を最短にして、施工しております。
(アルミのシートは薄くても、輻射熱の90%以上を反射する性能が有る為、上記に有効です。)
しかし、耐震に対する安全性で言えば、物理的に「内断熱工法」に軍配が上がります。ですから私共のお客様は、上記の内容を比較した上で、「内断熱工法」に戻り始めているのが現状です。
内断熱施工においては、(壁)ハイアール・グラスウール16kg/90mm・(床)スタイロエース60mmを用いて二階の天井部には、グラスウール100mm×2 二重張りにしております。(次世代省エネ仕様)
気密処理は耐久性の高いベーパーバリアー・シート厚手の0.1mmを使用しております。また隙間の要因となりやすい、コンセントBOXには気密カバーを取り付けて、施工しております。
(これにより、全棟標準で、次世代省エネ基準に対応致しております。)
このように、外断熱工法もトータルに見れば完璧ではないし、その歴史も浅い工法です。その上で、断熱の性能を優先するか、耐震性や耐久性を優先させるか?良く考えて頂きたいと思います。
断熱工法にも多々ありますが、自社の良いことだけしか言わず、「デメリット」を伝えない営業は、自分の契約が欲しいだけなのです・・・。
結露が気になりますが、サッシは何ですか?
外観イメージや企画によっても異なりますが、基本的に多いのがオール樹脂サッシです。やはり窓は、熱が一番逃げやすい場所ですから、断熱性の高い、樹脂サッシが最も省エネだからです。
ただし、カラーは白色が中心となります。(着色カラーの樹脂サッシもあるのですが、樹脂の基材が白地で、塗ソウ仕上げ為、紫外線による色褪せを考慮しています。)

モダン系や和風などは、アルミのサッシの方が似合う場合が多く、外側アルミ/内部樹脂のペアサッシにします。価格は樹脂サッシも、普及につれアルミと同等になって来たので、追加予算とはなりません。
耐久性に関しては、樹脂サッシもチタンパウダー配合のPVC樹脂等、劣化しずらい素材なので、耐久性はアルミと変わりません。(実際はアルミサッシも酸化し、劣化するので耐久性は同等です。)
ガラスはペアーガラスが標準で、射熱ガラス(Low-E)や防犯ガラスもございます。






